津軽百年食堂2009年05月18日 15:00

目次には大森哲夫、大森賢治、大森陽一
というふうに名前が並んでいるだけ。
そしてそれぞれの視点から話が進む。

津軽蕎麦のお店の初代 大森賢治の
シャイで口下手な男性の恋と
曾孫である大森陽一と恋人七海の話が
最初は交互に語られる。

読後感が良くて、けっこうこういう話は好きです。

これを読むと、津軽蕎麦はかなり手間のかかる作り方のようです。
美味しいかどうか1度食べてみたくなるように書かれています。

弘前に何度か行った事があるので
知っている地名も出てきます。
それがまた知ってる、知ってるなんて
子どもみたいに思いながら読みました。

津軽に住んでいる方もそうでない方も
津軽に興味をお持ちの方もそうでない方も
人が、人を思いやる素直な恋の物語がお好きなあなた
この本を読んでみてください。