お参り2011年01月03日 10:51

年末の話です。
娘と温泉に泊まった帰りのバスで
以前ご近所に住んでいらした方に会いました。
引越し先は近いのですが、同じ町内でなくなったため
もしやご存じないかもしれないと思い
8月に夫が亡くなったことを簡単に伝えました。
のけぞるほど驚かれていました。

そのままスーパーへ買い物に行き、生花も買い求めました。
松や南天・菊など入ったお正月用の一束です。

温泉へ一泊した荷物をその辺に置き、買ったものを冷蔵庫へ
お花は、大き目の花瓶を引っ張り出して活けたら来客です。

出ると先ほどの知人
『お参りさせてください』
家へ着いてすぐにまたいらしたのでしょう。

瞬間、《困った》と思いました。
この様子ではお花料を持って来られたに違いないでしょう。
余計な気遣いをさせてしまったわ~

それに、それに・・・イヤと言うのではありませんが・・・

「散らかっておりますが、どうぞ」
と家に上がっていただきながら
 (本当にとっ散らかっています、二人分の荷物が)
「うちはキリスト教なのでお参りするような仏壇もなくて写真くらいですが」
と、居間に続く和室の茶箪笥の上に
夫の写真や聖書や賛美歌を置いた処へご案内(?)しました。

こういうときは、仏壇ってなんと便利なものだろうと思いますわ。

たまたまさっき買った花を(お目出度い感じですが)飾ったばかり
何とか形が付き、ホッと胸を撫で下ろしました。

娘がお茶を入れてくれたので
とにかく椅子を勧めてお話をしましたら
知人もキリスト教(カトリック)だったので一安心。
実家が神徒で、私は仏教も不案内なのです。

奥様が長い間療養中なので、娘と二人でお話を伺いました。
息子さんご一家と同居ですが、誰かに聞いて欲しい様子。

至れり尽くせりの奥様と暮らしていらしたので
不満もあるでしょうが、話をして気が晴れて
また仲良く暮らせることでしょう。