「三十光年の星たち」 宮本 輝2011年07月13日 18:53

京都に住む三十歳の坪木仁志は、職を失い、
恋人に捨てられ、明日の生活もままならない。
親に勘当され、金貸しの佐伯平蔵から借りた
八十万円の借金を返せるあてもない。
そんな坪木に佐伯は、借金返済の代わりに
坪木を車の運転手として雇い、返済の滞る人びとのもとへ
「取り立て」に出かけるというものだった...。(本の紹介から)


上・下巻あり、図書館で予約してからかなり待ちました。
予約者が多いので急いで読まなくてはと
一冊辺り2日で読みました。(まだ返していませんが・・・)
最近読む速度が落ちましたが、やれば出来る!

ほぼ面白く読みました。
本筋にあまり関係ない話、
トラちゃんの悪戯から怪我をする部分などは削ってでも
1件残った借金の取立てや、レストランが軌道に乗るまでを
読みたいと思いました。

話の流れは「にぎやかな天地」と
どこかしら似た感じを抱きました。

「骸骨ビルの庭」でも感じましたが、話の枝葉が広がり
最後になって「あれはどうなったの?」という感じが残ります。

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